令和6年愛媛県産米の相対取引価格、いわゆるお米の相場が発表されているわけですが。
今年は昨年(2,300円/玄米10kg)と比べて40%増の「3.300円/玄米10kg」。精白米にする過程で1割ほど目減り(米ヌカになる)するので実質「3,700円/白米10kg(正味)」です。
そこから卸売・小売各業者が自分たち事業体の運営費用を上乗せした価格で市場に出回るわけで、当店の仕入れ価格も例外ではなく先日11月11日から40%アップしたわけです。
では、そのアップした40%分をどうするか?
ない頭を振り絞って考えている最中でございます(泣)
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ちなみに、わたくしは縁あって約6年間ほどお米商売に携わせてもらってましたので米業界のことはある程度学んでおります。(○○さん、元気でやっておりますかー!?せわしくて顔が見せられずすんません!)
買取価格が安価になりすぎて(生活が成り立たず)年々減少していく生産者。
70歳が若手となっている米農業の世界。
結果、いたる所で耕作放棄地が増えている状況。
※この話については非常に長くなるのでこの場(短い文字数の中)でお伝えするには不可能です。
その現状を知っているからこそ、お米の価格が上がることに対してはなんのネガティブ感もないわけです。
「○○さん、ようやくですね。ちょっとは(生活が)潤うかな」
生産農家のおっちゃんおばちゃんたちの顔が思い浮かぶわけです。
第1次産業があってこその第2次産業・第3次産業。
長年続いたデフレ、生産者と消費者が交わる機会の減少など、その原因は様々あるとは思いますが。原因が何であれ、一次産業が潤っていない国に未来はないわけです。
さておき、わたくしたちがいち小事業者として出来ることは、川の流れを変えることではなく、どんな川の流れになったとしてもその流れに対処する術を身につけることだけ。
とりわけ現在は、お国の政策からも物価上昇(お米価格に限らず)を民間で受け止めることを求められておるわけで。
その流れに対応するべく、ただいま当店お弁当の販売価格について見直している最中でございます。
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