唐揚げの日は大忙し

弁当屋のブログ

本日の主菜は松山鶏むね肉の唐揚げ。

基本的に、唐揚げの日は注文していただける数がグンと増えるのですが。今日の「グン」はただの「グン」ではなく、「グーン」な感じで追加追加の製造で大忙しです。

しかも、うちの唐揚げは冷凍食品を使っておらず、精肉をカットするのも自前、漬け込むタレも自前なので。追加の数に合わせて怒涛の忙しさに見舞われるわけです。

これが冷凍食品であれば、それこそ冷凍室から追加の数を引っ張り出してフライヤー(揚げ物調理器)に入れればいいだけなので、かなり楽なのですが。

うちの場合、もっというと、僕自身は唐揚げには特にこだわりがあって、冷凍食品を使う予定はさらさらなく。カットも自前、つけダレも自前のスタイルは崩すことはありません。

実はこの唐揚げのつけダレは、僕がおにぎり屋時代にたどり着いた、「引き算の唐揚げ」であり。素材の味を活かすための最小限の味付けしかしておらず。

醤油、酒、しょうがだけの、めちゃくちゃシンプルに仕立てたつけダレなのです。

鶏肉にもこだわりがあり、むね肉の唐揚げの場合は地元松山の業者さんから仕入れた「松山どり」というブランド鶏を使っています。

今日食べてくれた方はその美味しさに気づいてくれたでしょうか。

正直言うと、今の弁当の値段でこのような鶏肉は、コストが高すぎて普通の弁当屋であれば絶対使わない食材です。

価格ありきで考えると、とてもじゃないけど使える食材ではないのですが。先日も宣言したように、僕らことぶき屋は挑戦者です。

一般的な給食弁当業界から離れたところでやっていきたい。

お昼の時間を楽しいひと時にしてもらいたい。

弁当箱の蓋を開けるのを楽しみにしてもらいたい。

そのためには、まずそれらを実現できるお弁当が必要であり。

そのお弁当に適性な価格を付ける必要がある。

それが、ことぶき屋の選んだ道です。

このブログでは先にお伝えしておきますが、今の価格は今月いっぱいで終わりにする予定です。

来たる5月の1日から、まずは少しばかり価格を改定する予定でございます。(来週には価格改定の案内を配布する予定です)

もし、価格を改定して、「この価格でこの弁当ならいらない」と判断された場合には、お気軽にうちの弁当をお断りください。

僕ら町の小さな弁当屋が出来ることは、そうならないような取り組みをしていくことだけです。

どんな結果になろうとも、進むべき方向を変えるつもりはありませんし。さらに事業者として燃えるような感じがしています。

それはさておき、来週の唐揚げデーはさらに大忙しになる予感がしています。

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